人間はなぜこうも愚かなんでしょうか
アインシュタインとフロイトの往復書簡「ひとはなぜ戦争をするのか」を読みました。それでもよくわかりません。高校生の時「我が闘争」を読みました。さっぱりわかりませんでした。今60年ぶりに読みかえしてみようと思っています。
ハマスの人質事件をきっかけに、ガザでは今日も1日60人をこえる人達が殺されています。ホロコーストを経験したユダヤの人達が赤ちゃん、子供、女性、老人を含む市民をなぜこうも無慈悲に、残酷に、ためらいなく殺すことができるんでしょうか。1945年8月6日には広島に、8月9日には長崎にアメリカによって原爆が投下され、広島およそ14万人、長崎同7万人の人々がなくなりました。1994年のフツ族によるツチ族の虐殺、ポル・ポトが行った180万人にも及ぶ虐殺は記憶に新しいことです。
おぞましいことですが、20万年以上かけて作られたホモサピエンスの人間殺戮の歴史のぬぐいがたい記憶は、確かに私の内にも存在していると思えます。『自分の中にもヒットラーはいる』このことはいつも戒めなければならないと思います。理性と知性だけが克服する道だとすれば、なんと遠く続く道なんでしょうか。
みそ汁じいさんは今日も歯ぎしりをしていますが、ごまめ同様の歯ぎしりだとしても、きっと世界の平和につながると信じて、残された生命があと何年あるかは不安ですが生きなければいけないと考えています。ノーベル平和賞の日本原水爆被害者団体協議会の方々の永年にわたる御苦労と行動を少しでも心にきざんで進まなければとも考えています。