12月は作業が一年で最も忙しい時期ですので、2025年のクラブ活動は11月で終了となります。
今回の陶芸クラブは今年習ったことの集大成として「ひもを利用したたたらの手法」に取り組みました。目標とするのはリクエストの声が多かったカレー皿です。先生からは、ひもづくりが出来るようになれば今後の陶芸の幅が広がってくるというアドバイスをいただいたので、その点を意識して皿づくりを行っています。
皆さんこれまで作った器に愛着をもって実際に使っているとのことで、今回もこだわりをもって陶芸を楽しんでいました。
以下、本日のクラブ活動の様子です。
使用する型紙はこれまでの中で一番大きいサイズです。

今回の型紙でつくるカレー皿の見本です。

まず初めにへらで粘土の厚さを整えて表面をなめらかにします。その後、型枠に沿ってカットして、皿の底となる部分にあらかじめ名前を書いておきます。



上のものとは別の粘土でひもづくりを行ないます。ころころ転がしながら均一になるようにひもの形にしますが、ひもの厚さで器の深さが変わってきますので、完成品をイメージしながらの作業になります。

皿の底面周囲に片栗粉を軽くつけます。ひもが皿本体とくっつかないようにするためです。

片栗粉部分をひっくり返し、皿の表面が上にくるようにします。

ここから皿の形をつくっていきます。ひもの形状を利用して指で押したり、縁を起こしたりして形を整えていきます。

形ができあがったら、高さをそろえるために弓状の糸を使って縁をカットしたり、はんこなどを使用して装飾をほどこしたりします。


完成品はいつも通り先生に焼き上げていただきます。

最後に前回作品が焼き上がりましたので紹介します。皿だけでなく箸置きなどの小物類などもありますが、特に色の希望がないものは先生が考えてゆう薬を塗ってくださるので、遊びで粘土を丸めたようなものでも見違えるようになっていました。



冒頭でも言いましたが、今回で2025年の陶芸クラブは終了です。来年初めてのクラブは1月13日の開催を予定しています。皆さん、おつかれさまでした。来年もよろしくお願いいたします。